どうもーたいへーです。今日は車のバッテリーが上がった時の対処方法をご案内します。
ロードサービスのJAFによればロードサービス出動理由のトップはバッテリー上がりだそうです。全体の理由の約4割を占めます。いざ車を使おうとした時にエンジンがかからない。これは焦りますよね。そんな時にどう対処するのが経済的に賢いのでしょうか?そういった観点から考えてみたいと思います。まずはバッテリー上がりの原因について、その後対処法にどんな方法があるか案内致します。
バッテリー上がりの原因
と、その前にそもそもどうしてバッテリー上がりを起こすとエンジンがかからなくなるのかご存知でしょうか?
エンジンはガソリンや、軽油(ディーゼル車の場合)を燃やして走るのは皆さん知っていますよね。でガソリン車の場合ガソリンに火をつけて燃やす時に電気の火花を飛ばして着火しているのです。そのためバッテリーが上がって電力が弱くなってしまうと火花が上手く飛ばせず、火がつけられない=ガソリンが燃やせない⇒エンジンがかからない。となるのです。ディーゼル車の場合は火花を飛ばさず混合気の圧縮によって着火しているのですが、その圧縮を起こすのにより電力を消費するのでディーゼル車の方がバッテリーが上がった時は厄介だったりします。
バッテリー上がりの原因を考えてみましょう
- ライトやルームランプの消し忘れ
- エンジンをかけずにナビやライトなど電力消費の多い機器を使用した
- バッテリーの寿命
- 気温の低下
- 夏の暑さ
- 発電機の故障、劣化
- 長期間の無使用
- 故障による漏電
ライトやルームランプの消し忘れ
一番多い理由はこれではないでしょうか?
ただ、最近の新しい車は標準でライトの消し忘れを防いでくれるバッテリーセーバーという機能がついている車種が増えています。これは何かというと、ドアを閉めてロックをするとライトが仮に消し忘れでついていたとしても自動で消してくれる機能です。車種やグレードによってこのバッテリーセイバーの利く範囲がヘッドライトだけだったり、ルームランプ、マップランプまでだったりするので自分の使用している車種グレードの機能について今一度カタログで確認してみるとよいでしょう。
また、ルームランプをドアの開閉と連動にしている人は半ドアによって消し忘れになっていることがあります。普段からロックするようにすると半ドアにも気付き易く、またロックによってバッテリーセーバー機能も働かせられるのでオススメです。
エンジンをかけずにナビやライトなど電力消費の多い機器を使用した
これやっちゃう人時々見かけます。
誰かを迎えに行って待ち時間の間、ガソリンがもったいないからとエンジンをかけずにナビケーションでTVを見たり、ヘッドライトを切らずにいたりすると電力がみるみるうちになくなってエンジンをかけられなくなるほど電力が足りなくなってしまうパターンです。ナビゲーションの液晶のバツクライトは電力消費が思いの他大きいので気を付けて頂きたいと思います。
バッテリーの寿命
バッテリーの寿命は一般的に2~3年とされています。
それを過ぎたら絶対アカンというわけではないのですが、3年過ぎてくると何があってもおかしくはないので注意が必要ですね。最近のアイドリングストップ車用のバッテリーは元々強いバッテリーなのでもう少し耐用年数は伸びる印象ですが、使用状況によって悪くなるタイミングもまちまちですし、交換時は通常バッテリーより価格も高いので、急に壊れて予定外の出費になるより計画的に交換した方が安心かもしれません。
気温の低下
冬は夏場に比べてJAFのバッテリー上がりによる出動が増えるそうです。
何故寒いとバッテリーが上がるのでしょう?1つには寒い時期の方が電力消費が多く、充電量より消費量が多くなってバッテリーが弱くなりやすいということが挙げられます。また、バッテリー内部では化学反応によって電気を作るため寒いと化学反応が進まず電圧が低下してしまうということが起こります。リモコンキーも寒いと効きが悪くなるのはこのためです。
夏の暑さ
寒さも大敵ですが、夏の暑さもバッテリー上がりには要注意です。
暑いとエアコンをフル稼働させて畜電力が低下したり、バッテリー液が蒸発して性能が落ちたりして、やっぱりバッテリー上がりを起こしやすくなります。気をつけましょう。
発電機(オルタネーター)の故障、劣化
車にはエンジンの駆動力を使ってバッテリーに蓄電をするオルタネーターという発電機が必ずついています。
この発電機が故障または劣化して発電する電圧や電力(電圧×電流)が落ちてくるとバッテリーに貯めている電気が少なくなって消費量より供給量が下回ってしまうと走行中でもエンジンが止まってしまうこともあります。また、バッテリーが悪くなった原因がこの発電機の劣化だったことに気づかないでバッテリーのみ交換した場合、せっかく新しくしたバッテリーがまた上がってしまうので特に気を付けたいところです。この劣化が起こって発電量が落ちているとメーター内のチャージ警告灯が点灯するので大抵の場合気が付くと思います。また、結構な割合でそれが起こる前に発電機自体からうなり音が発生して来るので定期的に点検していれば早期発見につながります。
故障による漏電
これは珍しいケースですが、全く起こらないわけではありません。漏電していればそこから電力が逃げて足りなくなってしまうのは説明要らないでしょう。
バッテリーが上がってしまった時の対処法
- ロードサービスを利用する
- 自動車販売店・修理工場に依頼する
- ブースターケーブルを使用して自分でジャンピング
- バッテリーを交換する
- あきらめて他の手段で出かける
ロードサービスを利用する
まずは一番の定番から案内したいと思います。
そうロードサービス。その中でも一番有名なのは前述のJAF(日本自動車連盟)ですね。ここへ電話をすれば最寄りのJAF契約中の修理工場か、JAF本体の出張作業員がかけてつけてくれて、ケーブルでジャンピングを行い充電してくれるのでエンジンをかけることができます。
このJAFを利用する方法ですが、会員でなくても利用は出来ますが、非会員がバッテリージャンピングで利用すると13,130円かかりますので会員になっておくのがいざという時安心です。JAFの会費は入会金2,000円と年会費4,000円がかかります。利用もないのに4,000円の年会費はどうなのか?というところではありますが、会員限定の優待サービスが豊富なのでお得に利用することで年会費も元が取れるのではないかと思います。詳しくはJAFのホームページでご確認下さい。
次に自動車保険の付帯サービスを利用して、JAFを呼ぶという方法があります。
最近は保険会社によっては無料のロードサービスがついているところも珍しくありません。また、自動付帯でなくともほんの少しの特約保険料を払うだけでロードサービスが受けられる場合もありますから、ご自身の自動車保険の内容を詳しくチェックしておくとよいでしょう。注意点としては無料で使える回数に年度で制限がある場合があります。その点JAF会員は何度利用しても無料というところが良いところではないでしょうか。
自動車販売店・修理工場に依頼する
上記で記載したようにバッテリー上がりの原因の一つに発電機の故障、劣化というものがあるので、例えロードサービスを利用してその場は凌げたとしても、上がっていた原因がライトの消し忘れ等、明らかに理由がわかる場合は良いとして、わからない場合には注意が必要です。
その後落ち着いてから早めに普段入庫している修理工場に発電機のチェックを頼むと良いでしょう。どうせ修理工場に依頼するのであれば最初からバッテリー上がりの救援も頼むも良いでしょう。また、その際も自動車保険のロードサービスに連絡して救援業者にその修理工場を指定できれば救援費用が節約できるでしょう。
ブースターケーブルを使用して自分でジャンピング
量販店にいけばバッテリージャンピング用のブースターケーブルが売っています。
自身の車の他に誰か電力を分けてもらえる車が近くにあればつないで電力を分けてもらうことができます。バッテリージャンピングにはつなぐ順番がありますので安全のために守って頂きたいと思います。
- ⓪バッテリーが上がった車の電気を使用しているエアコンやオーディオ類を極力切りましょう
- ①赤のケーブルをバッテリーが上がった車のプラス端子(赤いキャップの中)につなぐ
- ②その赤いケーブルの反対側を救援車のプラス端子(赤いキャップの中)につなぐ
- ③黒のケーブルを救援車のマイナス端子(剥き出し)につなぐ
- ④その黒いレーブルの反対側をバッテリーが上がった車のマイナス端子(剥き出し)につなぐ
- この時火花が少し出ますが心配は要りません
- ⑤救援する車のエンジンを少し吹かして回転数を上げましょう(1分程度)
- ⑥バッテリーが上がった車のエンジンをかけて見ます。かかったら④~①の手順で外していきます。ケーブルが細い場合やバッテリーが上がった車のバッテリーが大きい場合は1分より多めに待ったほうがいいでしょう。
- エンジンがかかったらそのまま1時間ほど充電のためにエンジンをかけっ放しにしておくのが良いでしょう。つないでもエンジンがかからない場合や救援後自力でエンジンがかけられないのであればバッテリーの劣化やオルタネーターの劣化が疑われますので修理工場にチェックを依頼しましょう。
バッテリーを交換する
バッテリー交換も修理工場に頼んだり救援に来たJAFに頼むなど楽する方法はいくらでもありますが、自分でバッテリー交換をする方法もあるのでこれは別の回でやりたいと思います。
あきらめて他の手段で出かける
ロードサービスを呼んだり自分でバッテリー交換やジャンピングなどいろいろ方法はありますが、結局時間がかかりますので急いでいる場合、家にある他の車で出掛けるとか他の交通手段を使うとか、早さ優先の方法もありますよね。そうやって他の手段で自分は移動しながら家族に後の処置を頼んだりロードサービスに来てもらったりするのが時短になったりする場合もあります。ここで注意したいのがカギをどうするかというところです。ロードサービスを頼むとしてもカギをもっていかれるとロードサービスの業者は困ってしまいますのでその場にいて頂くのが一番いいのですが、その場離れるのであればカギをつけたままにして頂くか、カギの受け渡し受け取りの方法を検討して頂く必要があります。
JAFの呼び方
最後にJAFの連絡先を載せておきます。
携帯電話で#8139(#ハイサンキュー)です覚えやすいですね。皆さんが利用する機会がないことを祈ります。
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