どーもーたいへーでーす。今日も初心者の方に株式投資の始め方を解説していきたいと思います。
前回、口座開設と入金について解説しました。次は実際に銘柄を選んで購入です。
リベ大動画や中田敦彦さんのYouTube大学を見ている皆さんならそう悩まないんじゃないかと思います。そう、インデックスを買うのがオススメです。
インデックスファンドとインデックスETF
株式投資を始める方にまずオススメなのが個別銘柄よりも日経平均やTOPIX、S&P500などインデックスという指数を元にしたファンド(投資信託)やETF(上場投資信託)ですね。何故個別銘柄でないのか?
- ♦分散が効いているから
- 何故分散がいいのか?リスクが分散できるから。どんなにいい銘柄でもいろいろな要因で下がることがあります。例えばいい決算を発表して増益だったとしたら普通株価は上がって良さそうなものですが、「良材料出尽くし」という、え?そんなのアリ?という理由で下がったりします。またその理由というのも下がってから後付けでわかることが結構あります。
- ♦少額から購入できる
- 日本の株はほとんどの場合100株単位での売買が多いです。(これを単元株と言います。)そのため、自分で分散をしようとするとどうしても値段が高くなりがちで多くの購入資金が必要だったりします。その点、上でもお伝えした通りインデックスというのも自体が多くの構成銘柄で出来ていますから少額で分散購入が可能です。
- ♦自動で銘柄の組み換えが行われる
- 日経平均は日本の主要企業225社やS&P500はアメリカの時価総額の大きい約500社の平均となっています。投資不適格と判断されると自動的に排除されて投資に適格な銘柄が組み込まれます。
- このしくみこそがこの指数(インデックス)を右肩上がりの成長へ導くのだと思います。
投資信託(ファンド)とETF(上場投資信託)の違い
初心者の方がまず悩まれるのが投資信託とETF、どちらがいいのかということだと思います。
投資信託(ファンド) | ETF(上場投資信託) | |
上場 | 非上場 | 上場 |
取引時間 | 申込み期間中の9時~15時 | 取引所の取引時間中 |
取得価格 | 1日1回算出される基準価額 | リアルタイムで変動 |
信託報酬 | 一般的にETFより高め | 投資信託より低め |
分配金 | 自動再投資 | 自分で再投資 |
それぞれの違いを表にまとめてみました。より初心者向けなのは分配金を自動で再投資してくれる投資信託です。また、投資額が少ないうちは分配金も少ないため、再投資に回そうとしても単位金額に足りないため、金額が貯まるまでなかなか再投資が出来ず、そのうちに忘れてしまいがちです。最初は投資信託で初めて、投資額が増えたり、慣れてきたりしたら、より信託手数料の安いETFにするのがよいのではないでしょうか?
何のインデックスを買うか
ここで皆さんに注意して頂きたいのがインデックスなら何でもいいわけではないのです。
イケてるインデックスとイケていないインデックスの違いは何か?それは適正なリスクと経費率だと思います。利回りが高い商品はそれだけリスクも高いわけですので注意が必要ですし、利回り低いのに高い経費率取られていたら全然増えないですよね。だからその商品の利回りと経費率を注意してよく見て見入るのをオススメします。
インデックスの種類
株式のインデックス
株式の中でもいろいろなインデックスがありますが、鉄板の超分散が効いている物は全世界株式。世界中の株式にまるっと投資出来ちゃうのと、世界の人口は増え続けているから今後もこの世界は成長していくだろうという考えに基づいています。
次にご紹介したいのは大人気S&P500。上記でもお伝えした通り、アメリカの時価総額の大きい約500社の平均となっています。アメリカの人口は増え続けていますし、過去の実績を見ても今後も成長が見込まれます。このS&P500に連動したファンドやETFはいろいろな投資会社からたくさんの種類の商品が出ていますが、利回りと経費率に注意して選びましょう。間違っても窓口へ行って人間に相談してはダメですよ。対面で相手をしてくれるところの商品は経費率に反映されてますからね。
債券のインデックス
株式に比べるとローリスク・ローリターンと言われる債券ですが、先日のアメリカの長期金利上昇時は更にローリスクのアメリカ国債とリターンが差が無くなってしまい、結構値下がりしていたように思います。債券の中にもハイリスクからローリスクまで様々ありますので、やっぱり利回りと経費率に注目して選びましょう。
不動産のインデックス(REIT)
これはミドルリスク・ミドルリターンと言われています。現物の不動産投資には多額の資金が必要ですが、少額から数多くの不動産に分散投資ができること、現物と違って管理の手間や費用が含まれているのでかからないことがメリットです。景気が悪いと結構下落する危険がありますのであまり比率は高めない方がオススメです。
コモディティ(商品)
コモディティにもいろいろがあります。種類があります。
- エネルギー・・・・原油、天然ガスなど
- 貴金属・・・・・・金・銀・パラジウムなど
- 穀物・・・・・・・トウモロコシ・大豆・小麦など
コモディティのメリットは分散投資に使えるのとインフレに強いということです。
コモディティのデメリットは価格の変動が読みずらいというところ、株や不動産と違い配当金がなく、債券とも違って利息も付かないということ。
最後に
たくさん説明しましたが、初心者の方は株式で全世界株式かS&P500連動から始めるのがオススメです。投資額が増えてきたらリスク分散のために債券やその他も持つのがいいと言われています。また、現金も取っておくと、暴落時に買い増しすることでより安く購入出来るとという考え方とその寝かせてある現金の分投資スピードが落ちるという考え方と両方あるので、リスク許容度に応じて待機資金も調整するべきでしょう。
アセットアロケーションを考える
上記のインデックスをどう組み合わせるのか?
アセットアロケーションとは資産配分のことです。オーソドックスなのは株式60%再建40%です。初心者の人には出来るだけ分散を利かせたいので、株式の中で国内、海外、債券の中でも国内、海外をカバーしましょう。また、株式の中にREITやコモディティのETFを入れることでより分散が効かせられるでしょう。
次回は売りと買いのタイミングについてお伝えしたいと思います。
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