どーもーたいへーでーす。
久々のブログ更新となるわけですが、今回は投資の勉強をする中で聞き慣れない用語や聞いてはいるんだけどなんとなくわかったつもりでいても本当に理解しているのか怪しい、そんな用語やニュースってありますよね?なので、そういった用語やニュースについて今後深堀りをして行きたいと思います。
今回はテーパリングとリセッションの違いについてです。
テーパリングとは?
野村証券の用語解説集によれば、英語のtaperingのことであり、taperとは先細り、漸減を意味する英語。とあります。
現在、各国の中央銀行は金利政策を実質ゼロの水準にしていて、これ以上引き下げられないので、「量的緩和」ということをして市中に資金の供給を増やして景気を刺激しているのですが、この「量的緩和」をやめて縮小していくことをテーパリングといいます。
で、やめるとどうなるのか?
市中にお金がじゃぶじゃぶ送りこまれていたことによってそのお金が余り、余ったお金はどこに向かったかというと株式市場や他のリスク資産だったわけですが、そのお金が減ってくるとリスク資産からお金が引いていくわけですね。そうすると当然株価が下がるわけで、みんながそのことを知っているのでテーパリングが来そうだ!となっただけでも株式市場がそれに反応してしまうのです。
逆に言えば、市場がテーパリングすら株価に織り込んでしまえば暴落は起こらないことだってあるかもしれません。まぁ、それはなかなか難しいかもしれませんが、テーパリングが来る前にとにかく逃げる必要があると思います。
リセッションとは何か
テーパリングのことは分かったとして、株式市場の勉強をしていると時々リセッション入りという言葉を耳にします。なんとなく似たような意味合いで使われている気がするけどテーパリングとはどう違うのか?
またしても野村証券の用語解説集から引用してみましょう。
景気後退局面のこと。とあります。
資本主義経済のの中で経済活動には景気の拡張期と後退期が数年を周期として交互に繰り返される景気の循環があります。その山と谷の中で山から谷へ向かう下り坂の局面がリセッションです。
景気が後退するとなると株価はそれを織り込もうとして下がることが多いと思います。(中には景気が悪い方が株価が上がる銘柄もあるでしょうけど)
つまり、テーパリングによってリセッションが起こるのだと考えていいのだと思います。
じゃあ、テーパリングなんかしなけれりゃいいじゃん!と言いたくなりますが、テーパリングをしなくても、量的緩和を続けると実態の景気の良さに比べて株価が上がり過ぎていつかはバブルが弾けて大暴落が起きてしまうので、そうならないようにゆっくりテーパリングを織り込ませたいというのが各国中央銀行の考えでしょう。
まとめ
テーパリングは量的緩和のの縮小のこと
リセッションは景気の後退局面のこと
今回は以上です。
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