どーもーたいへーでーす。今回は私の本業であります自動車営業マンが教える車にかかる費用を節約する方法を皆さんに公開していきたいと思います。家、保険と並び固定費として家計の中で大きな割合を占めるものですね。リベ大の両学長はまず車は持たないのオススメされていますし、田舎で移動手段として必要なのであれば中古車でいいじゃないですか?と提案されています。この考え方には概ね賛成です。公共交通機関が充実しているところにお住まいの方は車を所有せず、バスや電車、タクシーを組み合わせて使われる方が圧倒的に維持管理コストの面で有利だと思います。しかし、私のように田舎に住むものはどうしても車がなくては生活がままになりません。それでは中古車が本当にコスパがいいのでしょうか?品質のいい中古車が手に入ればそうと言えるかもしれません。しかし、安い中古車ほど、年式が古く、走行距離も伸びていて、今後の不具合や修理コストが心配です。また、維持費の安い軽自動車や人気の高いミニバンやクロスオーバー4WDは中古でもなかなか値段が落ちず、安くて良い中古車は数が少なく、特に4WDは少ないです。そんな中でいかに車にかかる費用を節約していくか?についていくつか解説していきたいと思います。
残価設定型クレジットの活用
まず、最近流行りの残価設定型クレジットやコミコミリースは本当にとくなのか?について解説したいと思います。まず、今残価設定ローンやいろいろなリースが巷に溢れていてそれが本当に得なのかどうか皆さんどうすれば比較できるかわかりますか?残価設定ローンだから何でもかんでもお得だというものではないので、その計算方法をお教えしたいと思います。
まず、残価率です。3年後、5年後、7年後いくらの残価が残っていてそれが保証されているのかどうか?ということそれがわかれば全体の支払いから残価を引いて、年数で割って、1年あたりのコストを計算してみることです。これで比較しやすくなったでしょう。
上の図をご覧下さい。上の段は計算を簡単にするために新車が100万円だったとします。そして車検が10万円だったとして10年間使用したとすると4回車検が来ますので10年間新車を乳して使用した場合のコストは140万です。年あたり14万。次に下の段。同じ新車を100万円で購入し、残価が40%で返却した場合、5年間のコストは60万。3年目に1回車検が来るので10万円として、5年間のコストは70万。年あたり14万。10年間同じコストナなら新車10年のるのと5年間ずつ2回新車に乗るののどちらがお得でしょうか?答えは明白ですね。10年乗る方が修理コストが増えて割損になることでしょう。
ここでポイントとなるのが現在新車で100万円で買えるということはまず無いということです。それでは例えば200万円だったらどうなるでしょう?上のパターンでは10年間コストが240万、下のパターンでは[(200-80)+10]×2で260万の計算になります。下のパターンが20万高くなってしまいました。しかし、10年間で20万です。つまり年あたり2万円のコスト増で新車に2回乗れるのであればそちらの方が良いのではないでしょうか?このように新車価格、残価率、想定される車検費用によって計算は異なって来ますので各自で計算してみるのがいいと思います。また、中古車の場合ですが計算はさらに複雑化しますが、残価率ほぼ0%、車検、修理費用を高めに設定して計算すると良いでしょう。
ディーラー系クレジットカードの活用
次に、クレジットカードについて解説したいと思います。自動車メーカーはそれぞれクレジットカードを発行しています。楽天カードなどに比べると年会費が有料だったり、ポイント還元率がそれほどお得ではなかったり見劣りするところですが、見逃せないのがカード会員だけの割引特典があるカードがあります。例えば日産カードとスバルカードはそれぞれの販売店での整備代が5%割引になりますし、ディーラーではないですがオートバックスカード会員ならオートバックスでの買い物と工賃が3%割引になります。他のディーラー系カードもスタンドでの給油の割引があったりするので自分のお付き合いのある整備工場の発行するクレジットカードの特典を調べてみると良いでしょう。ただ、楽天カード等に比較するとポイント還元率はあまり良くないので、あくまでも会員特典として使用し、支払いはポイント還元率の良いカードを使うのが賢明でしょう。
定期点検を受ける
皆さん、車の定期点検はしっかり受けていますでしょうか?費用がかかると思って案内があって無視したりしていませんか?近年半年に1度の点検は義務付けではなくなり、法令点検は年に1度となっております。しかし、点検しないことによる不具合が発生してからでは発生する前より却って高い費用がかかることがままありますし、故障によるレッカーや代車費用など思わぬ出費につながったりします。車を所有する以上、定期的に点検をし予防整備をすることは却って余計な出費を抑えることになります。また、今は交換が必要なくても将来ここが壊れそうとか、ここが費用かかりそうという整備士のアドバイスには耳を傾けて、将来のどのタイミングで今の車を入れ替えるかという計画を立てるのは支出計画の上でも非常に有益だと思いますので、定期点検は是非受けましょう。
コメント